カラコンの汚れに注意!レンズ汚れのリスクと正しい対処法
カラコンの汚れは目のトラブルにつながる
レンズケースからカラコンを取り出し、レンズの一部が白く汚れていた場合、「なんで汚れているの?」「汚れたままでも使えるの?」と気になるかも知れません。特に、使用期間内のカラコンが汚れてしまった場合は、捨てるのがもったいないと思ってしまいがち。しかし、汚れたカラコンをそのまま使うのはNG。そのまま使用することで、目のトラブルを引き起こす可能性があります。ここでは汚れたカラコンを使用してはいけない理由とカラコンに付着する汚れの種類や原因、汚れを防ぐポイントをご紹介します。
このページの目次
汚れたカラコンをそのまま使うのはNG!
汚れたカラコン=不衛生であるということは理解できますが、なぜ、そのまま汚れたカラコンを使用してはいけないのでしょうか。ここでは、汚れたカラコンによって発生するトラブルと危険性をご紹介します。
汚れたカラコンを使用したらダメな理由
カラコンは水分を多く含んだソフトコンタクトレンズなので、体内外の汚れが多く付着したり目に見えない雑菌が繁殖したりします。この汚れや雑菌が目のトラブルを引き起こす原因になるため、汚れたカラコンは使用してはいけません。汚れたカラコンは必ず洗浄し、汚れを落とした状態で使用することが大切です。ただし、落とすことが難しい汚れを無理に落とそうとすると、レンズに傷がついてしまう可能性があります。この場合は使用期間内であっても、そのまま使用せず新しいカラコンを使うようにしてください。
汚れたカラコンをつけることで発生するトラブル
汚れたカラコンをつけてしまうと、下記のようなトラブルが発生してしまいます。
視界がくもり、つけ心地が悪くなる
油分を含んだ汚れの場合、体内から分泌された脂質と混ざりあい、レンズの表面に薄い膜を張ってしまいます。この膜があることにより、レンズをつけたときに視界が白くくもり、ゴロゴロとした異物感が出ます。
眼障害のリスクが高まる
汚れたカラコンは、レンズの表面のすべりが悪くなります。そのため、使用を継続すると、角膜を傷つけて雑菌が繁殖しやすくなり、眼障害のリスクを高めてしまいます。特に、眼障害の中でも結膜がアレルギー反応を起こす「アレルギー性結膜炎」に注意が必要です。
目がかゆい!カラコンによる「アレルギー性結膜炎」の危険性と治療
カラコンに付着する汚れの種類と原因
カラコンに付着する汚れにはどんなものがあるのか、また、汚れが付着してしまう原因について見ていきましょう。
カラコンに付着する汚れの種類
カラコンに付着してしまう汚れの種類は、大きく分けると「体外」と「体内(目の分泌物)」の2つがあります。
体外の汚れ
- 汗
- 空気中にあるほこりやちり
- タバコの煙
- 手指の汚れ
- 化粧品
- 花粉
体内の汚れ(目の分泌物)
- タンパク質
- 脂質
- カルシウム
- 無機質
カラコンが汚れてしまう原因
カラコンは使い方次第で、すぐに汚れが付着します。特に白っぽい汚れがレンズに付着している場合は、下記のような原因に心当たりがないか、チェックしてみてください。
カラコンのお手入れが正しくできていない
カラコンが汚れてしまう最大の原因として、お手入れが正しくできていないことが挙げられるでしょう。「2weekタイプやマンスリータイプなど、連続装用のカラコンを十分にこすり洗いできていない」「サッと洗い流すだけのお手入れをしている」など、正しいお手入れができていない場合は汚れが蓄積します。
レンズケースが汚れている
レンズケースが汚れや傷で不衛生な状態の場合は、ケースの内側に雑菌が繁殖してしまい保存しているカラコンにも汚れが付着してしまいます。ただの白い汚れだと思っていたものが、実は雑菌で繁殖したカビということもあるため、十分注意しておきましょう。
カラコンにカビが生える!?知らないと怖いお手入れ不足によるリスク
カラコンを取り扱う前に手を洗っていない
手には汗などの汚れや目に見えない雑菌がついています。手を洗っていない状態で、カラコンのつけはずしやお手入れをしてしまうと、そのまま汚れや雑菌が付着してしまいます。
化粧品がカラコンに付着している
メイクをした後にカラコンをつけると、ファンデーションやアイシャドウ、マスカラなどの化粧品がレンズに付着してしまう可能性が高いです。特に油を多く含むファンデーションが付着してしまうと、洗浄で汚れを落とすことは難しいため、カラコンの再使用は絶対に控えてください。
カラコンの汚れを防ぐ4つのポイント
カラコンの汚れを防ぎ、安全に使っていくためにも下記のポイントを守りましょう。
1.正しい方法でカラコンのお手入れをする
カラコンを正しくお手入れすることで、レンズに付着した汚れを綺麗に落とし、次につけるときも清潔な状態を保ってくれます。カラコンをはずしたら、必ず洗浄液でこすり洗いとすすぎ洗いをし、保存液の入ったレンズケースに入れて保存してください。
使用前にチェック!カラコンを清潔に保つための正しいお手入れ方法
カラコンのお手入れをする目的と役割
お手入れの手順が間違っていたり一部を省略していたりすると、汚れを綺麗に落とすことはできません。正しくお手入れをしていくため、「こすり洗い」「すすぎ洗い」「保存」の目的と役割を理解しておくことが大事です。
こすり洗い(洗浄)
カラコンのお手入れで最初に行なうのがこすり洗いです。指の腹でしっかりとレンズをこすることで、表面に付着している汚れやタンパク質、目から分泌される目やになどを綺麗に落とすことができます。
すすぎ洗い
こすり洗いの後は、洗浄液でレンズをすすぎます。このすすぎ洗いをすることで、こすり洗いで落ちた汚れや細菌をしっかり洗い流します。
保存
カラコンがカピカピに乾燥してしまうのを防ぐため、すすぎ洗いも終わった後は、保存液が入ったレンズケースに入れて保存してください。
2.レンズケースのケアをする
カラコンの汚れを防ぐため、レンズケースも忘れずにケアしてください。いつも同じレンズケースを使ったり古い保存液を入れっぱなしにしたりするのはNG。レンズケースは1.5~3ヶ月間隔で新しいものと交換し、保存液は毎日入れ替えるようにしましょう。
3.カラコンを取り扱う前は必ず手を洗う
カラコンを取り扱う前は手についた汚れや雑菌を落とすため、石けんで洗い、よくすすいでください。手を洗い終えたら、毛羽立たない素材の清潔なタオルやペーパータオルで拭いて、乾燥させます。
4.カラコンはメイクをする前につける
化粧品の汚れを付着させないよう、カラコンはメイクをする前につけましょう。洗顔し、手も綺麗に洗った状態でカラコンをつけてから、スキンケアとメイクをはじめることがポイント。下記では、カラコンを使用する際似気をつけておきたいメイクの手順を詳しくご紹介しています。
【たまにしかカラコンを使わない場合は?】
月に数回、週に1~2回などたまにしかカラコンを使わない場合は、お手入れが不要になっているワンデータイプのカラコンがおすすめです。ワンデータイプは1日使い捨てであるため、普段使っていないときのお手入れやレンズケースのケアをする負担が軽減されます。
カラコンは汚れを防ぎながら清潔に使いましょう
汚れたカラコンは、装用感が悪くなったり眼障害を引き起こしたりするリスクがあるため、絶対に使用しないでください。カラコンをつける前に汚れに気づいたら、その時点で綺麗に洗浄をしましょう。また、汚れを落とすことができても「レンズがくもって視界がぼやける」「レンズが目に張り付く」といった症状を感じた場合は、タンパク除去をするのがおすすめです。タンパク除去をすることで、目に見えないタンパク質がきちんと除去され、快適さを取り戻せます。カラコンは目に直接触れるものであることを認識し、汚れを防いで清潔に使用していきましょう。
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