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初心者でも簡単!カラコンの裏表を見分ける4つの方法

初心者でも簡単!
カラコンの裏表を見分ける4つの方法

困る女性

カラコンの裏表を間違えることによるトラブルがある…

カラコン初心者の方が、レンズを見ただけで裏表を見分けることは難しいです。しかし、カラコンは裏表を間違えたまま装用することによって、目のトラブルの原因を引き起こすこともあります。そこで今回は、カラコンで目に負担をかけないために、カラコンの裏表を見分ける4つの方法やカラコンの裏表を間違えることで起こるトラブルや対処法をご紹介します。カラコン装用前に、ぜひ、確認してみてください。

カラコンの裏表を確認する必要性

カラコンを装用する前には、「裏表の確認」することが必要です。裏表を確認せずに使用することによって、知らず知らずのうちに目に負担をかけてしまうことがあります。では、なぜ、裏表を確認してから装用する必要があるのか、その理由を見てみましょう。

カラコンの裏と表ってなに?

裏:黒目に直接触れる側
表:人から見える側

カラコンの場合は「裏は着色が濃く、表は着色が薄い」と目視でも確認することができますが、カラコンの種類によっては判断しづらいものもあります。

裏表を間違えるとどうなるの?

コンタクトレンズは、もともと視力を補正するために作られた高度医療機器です。そのため、裏は目にフィットする形状、表はレンズの代わりになるように少し盛り上がったカーブの形状になっています。カラコンも同様に裏表があり、他のコンタクトレンズ同様に正しく使用する必要があります。では、カラコンの裏表を間違えて装用することによって、どのようなことが起きるのかを見ていきましょう。

  • 装用時の違和感
  • 裏表を間違えると、目がゴロゴロしたりレンズがズレたりするなど、つけ心地が悪くなります。これは、レンズ裏表のカーブ面が微妙に違うことで目にフィットしないためです。場合によってはカラコンがはずれやすくなることもあるため、装用時に違和感が出ます。

  • 眼に傷がつく
  • 裏表を間違えたまま装用し続けると、レンズがズレやすくなり眼を傷つける原因になります。傷がひどくなると、充血やドライアイなどの眼障害の原因となってしまうため、違和感が出たらすぐにはずすようにしましょう。また、レンズをはずしても違和感がある場合には、早めに眼科を受診するようにしてください。

カラコンの裏表を見分ける4つの方法

カラコンは、メーカーや種類によって裏表の見分けがつきにくいものがあります。間違えて装用しないように裏表を見極めるためには、使用する前にレンズを確認することが必要です。ここでは、自分で簡単に裏表を見分ける4つの方法をご紹介します。

  1. 着色やデザイン見て判断する
  2. カラコン

    カラコンはレンズに着色面があるため、色やデザインを見て裏表を確認することができます。着色が薄くぼんやりしている方が表、着色が濃い方が裏です。慣れると、着色やデザインの重なり方で裏表を見分けることができます。


  3. 指の腹に乗せて横から見てみる
  4. 横から見たカラコン比較

    カラコンを取り出して、指の腹に乗せます。そして、レンズをそのまま横から見て、フチが綺麗なお椀型になっていれば表、外側に反っていたら裏になります。ただし、カラコンのメーカーや種類によって、レンズ素材が柔らかすぎるとフチがお椀型にならないこともあります。見分けにくい場合は、他の方法を試してみてください。


  5. 端っこをつまんで丸めてみる
  6. 丸めてみた時の比較

    レンズを指でやさしく丸めて綺麗に丸まったら表、丸まらず外側に反ってしまうと裏です。この方法を試すときのポイントは、レンズが潤った状態でやさしく丸めてあげること。レンズが乾いた状態で丸めると、レンズに傷をつけたり破れたりする原因になるため、注意しておきましょう。


  7. 判別マークを探す
  8. 判別マークの見分け方

    裏表をひとめで確認できるように、判別マークがついたカラコンもあります。メーカーや種類によってマークは異なりますが、英文字や絵文字などが描かれていることが多いです。この判別マークは、レンズのフチに小さく記載されているため、装用したときに見えることはありません。

できるだけカラコンをさわらないことが大切!

カラコンの裏表を確認するときには、どうしてもレンズをさわる回数が増えてしまいます。指でさわりすぎると、ゴミが付着したり指の腹や爪でレンズを傷がつけたりすることもあります。不必要にレンズをさわりすぎないようにする、レンズをさわるときに使用する装用補助グッズを活用して安全に取り扱いましょう。

カラコンの裏表を確認するときの注意点

カラコンの裏表を確認するとき、どうしても手に触れる面積が大きくなってしまいますよね。文字・印字で確認ができないカラコンなら、なおさらです。そんなときは、とにかくカラコンを汚さないことが大切。また、傷をつけてしまえば台無しになってしまいます。

綺麗な手で触れる

カラコンの裏表を確認するときは、手を念入りに洗って綺麗な状態で触れましょう。これは、カラコンに触れる際は必須とも言えます。軽視しがちなのが、手についたお水。せっかく手を洗っても、水分を拭き取らずに触れてしまうと、水道水がコンタクトレンズについてしまいます。綺麗な布・ペーパータオルで水気をとってから触れましょう。外出先で違和感を感じて、一度取り出して確認したくなったとしても、ワンデータイプは外した後でつけ直しはできません。付ける前によく確認しましょう。

爪をたてない

カラコンに爪をたてると、意外と簡単に破れたり傷がついたりします。変形・傷アリのカラコンをつけると、目の重大なトラブルに発展する恐れもあるため、絶対にやめましょう。爪をたてずに優しく扱ってくださいね。

予備と洗浄液を持っておく

先ほどもご紹介したように、ワンデータイプは一度取り外すと再度使用することはできません。ただ、外出先で裏表がどうしても気になるなど、取り外さなければならなくなったときに備えて、予備を持っておくと安心です。

裏表を間違えてしまったときの対処法

カラコンと手

裏表を間違えて装用してしまったときには、どのように対処するべきか…。こちらでは、目の健康を考えたうえで安全に対処する方法をご紹介します。

すぐにレンズを取りはずす

裏表が逆であることに気づいたら、すぐに取りはずします。特に痛みや違和感がある場合は、悪化させないためにすぐに取りはずして、眼科に受診しましょう。

つけ直す前に洗浄液で洗う

裏表を間違えてレンズを取りはずした後に、再びひっくり返して装用することは可能です。しかし、取りはずした状態で装用すると、レンズにゴミがついていたり乾燥したりするため、余計にゴロゴロした違和感が出てしまいます。レンズをつけ直す際は、清潔な手でレンズに触れ、一度、洗浄液で洗浄から装用するようにしてください。

つけ直したときに痛みがあれば捨てる

洗浄液で洗浄してからつけ直しても、ゴロゴロしたり痛みがあったりする場合は、レンズ自体に傷がある可能性が高いです。レンズに傷がある状態でそのまま装用すると、眼障害を引き起こす可能性があり大変危険です。「まだ、使用していないから捨てるのはもったいない…」と思うところですが、つけ直しても違和感がある場合は、新しいカラコンを使用しましょう。

裏表だけじゃない!左右の違いも要チェック

目に負担をかける原因は、「裏表の間違い」だけではなく「左右の間違い」もあります。ここでは、カラコンの左右を間違えることで起こるトラブルや見分け方を見てみましょう。

左右のカラコンの違い

カラコンは、左右の違いはなく同じ規格で作られています。そのため、度なしのおしゃれカラコンや左右のBCやPWR(度数)が同じ度ありカラコンの場合は、開封前に限り同じものを使用しても問題ありません。しかし、2Week・マンスリータイプなど、続けて装用する場合は左右を間違えないように使用する必要があります。

左右のカラコンを間違えることで起こるトラブル

1Dayのカラコンは、毎回パッケージから新しいレンズを使用します。しかし、続けて装用する2Week・マンスリーのカラコンは、左右を間違えると見え方に違和感があります。また、左右でPWR(度数)の異なるカラコンを使用している場合は、度数が強すぎることによっておこる過矯正(かきょうせい)を引き起こすこともあり、頭痛や肩こり、眼精疲労などの症状が出ることもあります。

左右の違いを見分ける方法

  • 1Dayのカラコンを使用する
  • 1Dayの度なしカラコンなら、パッケージからそのまま装用しても問題はありません。しかし、左右のBCや度ありカラコンのPWR(度数)を確認したうえで間違えないように使用しましょう。

  • LR表記のあるレンズケースで管理をする
  • カラコンの左右を間違えやすいのは、保管しているときです。「どちらのレンズケースにカラコンを入れたのかわからない…」「レンズケースでは見分けがつかない」という場合は、Left(左)とRight(右)の頭文字が記載されている「LRのレンズケース」を使用したりケースの片方にシールを貼ったりすると管理しやすくなります。

カラコンは裏表と左右を確認して正しく装用しよう

女性の目

裏表を間違えてカラコンを装用することで、眼に傷がつくだけでなく眼障害になる危険性があります。目に負担をかけないためにも、今回紹介した4つの裏表を確認する方法の中から、自分が見分けやすい方法を見つけてみてください。また、裏表だけでなく左右を見分ける方法も確認して、正しくカラコンを装用するようにしましょう。

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