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目に入れても痛くない!カラコンに使われている素材の特性

目に入れても痛くない!
カラコンに使われている素材の特性

コンタクトを入れる人

目に入れても痛くない!カラコンの素材を知ろう

「なぜ、カラコンを入れても目に入れても痛みを感じないのか」。目にとってカラコンは異物であるため、はじめて使用するときはゴロゴロする異物感や違和感が出ることもあります。しかし、カラコンに慣れてくると痛みがなくなり自然になじむのは、レンズの素材に秘密があります。ここでは、カラコンを目に入れても痛くない理由とレンズ別の素材特徴をご紹介します。

カラコンを目に入れても痛くない理由は?

気軽に瞳の色や印象を変えられるカラコンは、オシャレアイテムとしての人気が高く、色んな方が使用しています。実際、カラコンをはじめて使う方や目やレンズ自体に異常がある方ではない限り、装用しても痛みを感じることはほとんどありません。では、どうしてカラコンを目に入れても痛くないのか、その理由を見てみましょう。

目は知覚神経が多くて敏感な器官

角膜(黒目)は知覚神経が多く分布しているため、身体の中でも特に痛みを感じる器官です。例えば、目にゴミやまつ毛が入ったときに、激しい痛みを感じた経験は誰にでもあるでしょう。しかし、カラコンを目に直接装用しても痛みを感じることがないのは、カラコンの素材に関係しています。
カラコンのレンズは水分を含んだ、薄くて柔らかいプラスチックでできています。この素材が角膜全体を覆うように、やさしくフィットしてくれます。また、この素材は涙をなじみやすくさせる親和性も高いため、目に入れても痛みや異物感がほとんど出ない性質をもっているのです。

素材別の特性をチェックする

カラコンの素材となるプラスチックは、「水分を含む」「酸素を通す」「汚れをつきにくくする」など、色んな特性をもつ成分を組み合わせて製造されています。もちろん、素材が違うことによってそれぞれの特性は異なるため、快適にカラコンを使いたい場合はそのあたりもチェックすることが大切です。

カラコンの素材と分類を見てみよう

コンタクトレンズは、「ソフト」と「ハード」の2種類に分類され、カラコンはすべて前者のタイプになります。ここでは、それぞれの素材と特性を細かく見ていきましょう。

ソフトコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズ

ソフトコンタクトレンズは、水分を含んでいる柔らかいプラスチック素材でできています。素材の違いは、水の量(含水率)によって変わり、つけ心地や耐久性も変わります。大きさは13~14.5mmが主流で、黒目をしっかりと覆うようにできているのが特徴です。

メリット

  • 装用感が良い
  • 薄くて柔らかい素材なので、はじめて使う方でもつけ心地が良く異物感や違和感が出にくいです。

  • レンズがズレにくい
  • レンズが黒目を覆うため、ズレにくくフィットすることが特徴。スポーツを楽しみたい方に向いています。

デメリット

  • レンズがデリケートでお手入れが必要
  • 2Week、マンスリーの場合は、レンズを清潔な状態に保つためにお手入れが必要です。洗浄液や保存液を使いこまめにケアするため、手間がかかります。また、薄くて柔らかい素材なので、強くこすったり目を強くかいたりするとレンズがやぶれてしまうこともあります。

  • つけ心地が良くて目のトラブルが気づきにくい
  • 瞳にやさしくフィットすることから、目のトラブルに気づきにくいことがあります。また、つけ心地が良いことで長時間装用してしまうこともあり、酸素不足や眼精疲労を引き起こすこともあります。

ソフトコンタクトレンズの種類

ソフトコンタクトレンズは「含水性ソフトコンタクレンズ」と「非含水性ソフトコンタクトレンズ」に分類され、それぞれ異なる特性があります。

種 類 素 材 特 性
含水性ソフト
コンタクレンズ
  • ヒドロキシエチルメタクリレート
    (HEMA)
  • シリコーンハイドロゲル
    (TRIS、SiGMA)など
  • 水分を多く含んでいるため、素材が柔らかい。
  • 酸素透過性(酸素の通しやすさを示す数値)も高く、目にやさしい
非含水性ソフト
コンタクトレンズ
  • シリコンラバー
  • ブチルアクリレートなど
  • 水分を含まない

ハードコンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズ

ハードコンタクトレンズは、ほぼ水分を含まない硬いプラスチック素材でできています。大きさは約9mmで、黒目よりも小さいサイズです。ちなみにカラコンは色とデザインがプリントされた特殊なレンズを使用しているため、黒目よりも小さいハードコンタクトレンズではカラコンの製造が難しいと言われています。

メリット

  • レンズの寿命が長い
  • 硬くて丈夫な素材で、ハードコンタクトレンズだと1枚で2~3年を目安に使用することができます。

  • 視力矯正力に優れている
  • レンズが硬いためピントの調整がしやすくなります。自分の視力に合わせて、視力矯正ができます。

デメリット

  • 慣れていないと異物感がある
  • はじめて使用する場合は、レンズに慣れずゴロゴロとした目の異物感が出ることもあります。また、レンズに慣れるまで時間がかかり、装用中に痛みが伴うこともあります。

  • レンズがズレやすく割れることがある
  • 黒目よりも小さいサイズなので、しっかりと目にフィットすることができません。そのため、レンズがズレて落ちやすいところがあります。また、レンズが硬い素材であるため、落としたり強く刺激をあたえたりすると、割れてしまうこともあります。

ハードコンタクトレンズの種類

ハードコンタクトレンズは「酸素透過性ハードコンタクトレンズ」と「非酸素透過性ハードコンタクトレンズ」があります。

種 類 素 材 特 性
酸素透過性ハード
コンタクトレンズ
  • 含シリコンメタクリレート(SiMA)
  • 含フッ素メタクリレート(FMA)
  • 酸素透過性が非常に優れている
  • 油脂や汚れを防ぐことができる
非酸素透過性ハード
コンタクトレンズ
  • メタルメタクリレート(MMA)
  • 酸素を通さない

新素材の「シリコーンハイドロゲル」に注目!

最近は、新素材の「シリコーンハイドロゲル」が注目を集めています。カラコンにも使用される注目の素材なので、その特徴を見てみましょう。

シリコーンハイドロゲルとは?

シリコーンハイドロゲルは、酸素透過性に優れている「シリコーン」と「ハイドロゲル」を組み合わせた素材のことです。これまでカラコンに使用していた素材よりも、酸素を通しやすく目の健康を考えた高酸素透過性レンズです。

主に使用されていた素材「HEMA」の問題点を克服!

カラコンの素材に使用されていた「HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)」は含水率を上げることで、酸素透過性を高くしてきました。しかし、含水率を上げると目の水分が蒸発し、乾燥しやすくなる問題もあります。新素材として開発されたシリコーンハイドロゲルは、低含水率でも高い酸素透過性を保てるので、目の乾燥を防いでくれます。「HEMA(ヒドロキシエチルメタクリレート)」の問題点を克服した、目にやさしい素材であり安心して使えるところが魅力です。

ここがすごい!シリコーンハイドロゲルのポイント

シリコーンハイドロゲルは、今までの素材にはない優れた特性があります。

1.酸素透過性が高い

酸素がレンズに含まれる水分を介してだけではなく、レンズの素材を直接通るためより高い酸素透過性を実現することができます。多くの酸素がしっかりと届くことによって、充血などの目のトラブルを軽減してくれます。

2.快適なつけ心地

シリコーンハイドロゲルは、水分を多く必要としない素材で乾燥に強くレンズ自体が丈夫です。そのため、レンズが変形したり破けたりすることが少ない耐久性の高い素材です。

こんな人におすすめ

  • 目が乾燥しやすい
  • パソコン作業などデスクワークが多い
  • カラコンを長時間装用したい
  • 目にやさしい素材のカラコンを使いたい

シリコーンハイドロゲル素材のレンズは、様々なメーカーから販売されているためリーズナブルな価格で購入できるようになりました。つけ心地が良くて目にやさしいカラコンを使いたい方は、ぜひ、試してみてください。

痛みが出ることもある!カラコンの使用方法と取り扱いに要注意

目頭を押さえる女性

目にやさしい素材に気を使っていても、レンズのズレや乾燥によって目の痛みが出ることもあります。特に「レンズに傷や汚れがある」「レンズの表裏を逆に装用している」など、レンズの取り扱いを間違っていると痛みが出やすくなることもあります。カラコンを装用する際は、レンズの素材だけではなく、使用方法や取り扱いにも注意が必要でしょう。
下記のページでは、カラコンがズレたときの対処法や裏表の見分け方など、目の痛みが出ないようにする対処法をご紹介しています。安全にカラコンを使用したい方は、ぜひ、参考にしてください。
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素材もチェックすれば安心!快適にカラコンを使用しよう

女性

カラコンに使われているレンズの素材は「水分を多く含む」「酸素を通す」など様々な特性があります。レンズの素材をチェックすることで、目の痛みが出にくいカラコンを選ぶことができるでしょう。特にシリコーンハイドロゲルは、高酸素透過性レンズで目の乾燥を防いでくれるおすすめの新素材です。ただし、素材だけではなくカラコンの取り扱いには十分注意して、安全に使用しましょう。

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